はもじ・い【は文字い】
[形]《名詞「は文字」の形容詞化。近世語》恥ずかしい。「—・い事のありたけを言はしておいて」〈浄・苅萱桑門〉
はゆ・し【映ゆし】
[形ク]照り輝くようである。まばゆい。また、きまり悪い。おもはゆい。「むげに知らせ給はざらむ御仲よりも—・く恥づかしうおぼしめさるべし」〈栄花・浅緑〉
はれ‐がまし・い【晴れがましい】
[形][文]はれがま・し[シク] 1 表立って華やかである。晴れやかで誇らしげである。「—・い席に着く」「授賞式に臨む—・い姿」 2 表立ちすぎていて気恥ずかしい。「こんな大層な集まりは—・い」...
は‐れんち【破廉恥】
[名・形動]恥を恥とも思わず平気でいること。また、そのさま。恥知らず。「—な人」「—な振る舞い」
ば‐なか【場中】
1 大勢の人が集まっているところ。「—デ恥ヲカカセタレバ」〈天草本伊曽保・孔雀と烏〉 2 敵味方が対陣している間の地。「鉄炮の勝負が始まって、弓になり、—の勝負」〈雑兵物語・下〉
ばん‐るい【伴類】
つき従う一味とその家来。「ここに良正ならびに因縁、—は、兵の恥を他堺におとし」〈将門記〉
ひけ【引け】
1 弱みを感じること。ひけめ。「彼は妙な—を感じた」〈佐藤春夫・都会の憂鬱〉 2 (「退け」とも書く)その日の勤務が終わって退出すること。「—の時間になる」 3 取引所で、立会時間の最後に行われ...
一肩(ひとかた)入(い)・れる
「一肩脱ぐ」に同じ。「恥を忍んで泣き付いて行ったら、随分—・れて、原稿を何処かの本屋へ嫁(かたづ)けて」〈二葉亭・平凡〉
ひと‐しれ◦ず【人知れず】
[連語] 1 人に気づかれない。「—◦ず悩む」「—◦ぬ苦労」 2 だれも思い及ばないほどひどい。「—◦ずかれこれ恥をさらし候ふも」〈平家・一〇〉
ひと‐みしり【人見知り】
[名](スル)子供などが、知らない人を見て、恥ずかしがったり嫌ったりすること。「—して泣く子」