く・いる【悔いる】
[動ア上一][文]く・ゆ[ヤ上二]自分のした行為について、まちがいや悪い点があったことに気づき、残念に思ったり反省したりする。後悔する。「前非を—・いる」 →悔やむ[用法]
く・う【悔ふ】
[動ハ上二]《「くゆ」の音変化》「悔いる」に同じ。「此れを—・ふる心なくして」〈今昔・一四・二七〉 [補説]近世には「先非を悔うた所に」〈虎明狂・膏薬煉〉のようにハ行四段活用(連用形ウ音便)とみ...
くやし・い【悔しい/口惜しい】
[形][文]くや・し[シク] 1 物事が思うとおりにならなかったり、はずかしめを受けたりして、あきらめがつかず、腹立たしい気持ちだ。残念でたまらない。「負けて—・い思いをする」「—・かったら見返...
くやし‐が・る【悔しがる】
[動ラ五(四)]悔しさを態度・表情に表す。「歯ぎしりして—・る」
くやし‐なき【悔し泣き】
[名](スル)くやしがって泣くこと。「決勝戦に敗れて—する」
くやし‐なみだ【悔し涙】
くやしさのあまりに出る涙。「裏切られて—をこぼす」
くやし‐まぎれ【悔し紛れ】
[名・形動]くやしさのあまりに見境がなくなること。また、そのさま。「—に悪態をつく」
くやし・む【悔しむ】
[動マ四]くやしく思う。くやしぶ。「慎みて—・みて善を修し、徳を行へば禍ひ去りて福来たる」〈沙石集・七〉
くやしん‐ぼう【悔しん坊】
ひどくくやしがること。また、いつまでも残念がる性質の人。「あの親仁(おやぢ)めが—で、てめえに意趣げえしをしたのだはな」〈滑・膝栗毛・三〉
くやみ【悔(や)み】
1 くやむこと。後悔。 2 (多く「お悔やみ」の形で)人の死を悲しみ弔うこと。また、その言葉。「お—に行く」「お—を述べる」