とく‐どう【得道】
[名](スル)仏道を修行して悟りを開くこと。悟道。
とっ‐か【得花】
能楽で、花の本質を悟り、それを会得すること。また、その境地。
とん‐ご【頓悟】
仏語。長期の修行を経ないで、一足とびに悟りを開くこと。⇔漸悟(ぜんご)。
とんしょう‐ぼだい【頓証菩提】
仏語。速やかに悟りの境地に達すること。死者の追善供養のときなどに、極楽往生を祈る言葉として唱える。頓証仏果。速証菩提。
どう‐じょう【道場】
1 武芸の修練を行う場所。また、広く心身の鍛錬などを行う場所。「剣道の—」「断食—」 2 《(梵)bodhi-maṇḍa の訳「菩提(ぼだい)道場」の略》 ㋐釈迦(しゃか)が悟りを開いた菩提樹下...
ど・する【度する】
[動サ変][文]ど・す[サ変] 1 道理を言い聞かせて理解させる。納得させる。→度し難い 2 仏が悟りの境地に導く。済度する。「菩薩、道(だう)を成(じゃう)じ給はん時に先づ我を—・し給へ」〈今...
ない‐しょう【内証】
1 仏語。自己の心の内で真理を悟ること。内面的な悟り。 2 表向きにせず、内々にしておくこと。外部には隠しておくこと。また、そういう意向。内密。ないしょ。「—にてのお掛合いも愈(いよいよ)手切と...
なま‐ざとり【生悟り】
《「なまさとり」とも》いいかげんな悟り方。なまはんかな悟り。「—の経仏(きょうぼとけ)に為事(しょうこと)なしのあきらめ」〈一葉・やみ夜〉
なん‐ぎょう【難行】
きわめて苦しい修行。自力によって悟りを開く修行。⇔易行(いぎょう)。
なんぎょう‐くぎょう【難行苦行】
[名](スル)悟りを開くため、種々の苦難に耐えて修行すること。また、ひどい苦労をすること。「—してようやく完成にこぎつける」