えん‐そう【円相】
禅宗で、悟りの形象として描くまるい形。心性の完全円満を表す。
おん‐り【遠離】
1 遠ざかり離れること。また、遠くへ離すこと。〈日葡〉 2 仏語。執着を捨て悟りの境界にあること。
か【果】
[名] 1 《(梵)phalaの訳》仏語。 ㋐原因から生じた結果。⇔因。 ㋑過去の行為から生じた結果。報い。⇔因。 ㋒仏道修行によって得た悟りの境地。 2 木の実。くだもの。 [接尾]助数詞...
か【果】
[音]カ(クヮ)(呉)(漢) [訓]はたす はてる はて [学習漢字]4年 1 木の実。「果実・果樹・果汁・果糖・果肉/結果・堅果・青果・摘果・落果」 2 原因があって生じるもの。「果報/悪果・...
か‐い【果位】
仏語。仏道修行によって得られた悟りの位。仏果。⇔因位(いんい)。
かい‐げん【開眼】
[名](スル) 1 新作の仏像・仏画を供養し、眼を点じて魂を迎え入れること。また、その儀式。「大仏—」「—供養」 2 真理を悟ること。特に、技術・芸能の道で真髄を悟り、極致を窮めること。また、こ...
かいさん‐けんいち【開三顕一】
天台宗で、法華経以前に説かれた三乗の教えはすべて方便であり、法華の一乗こそ仏の悟りに導く絶対真実の教えと説くもの。→開権顕実(かいごんけんじつ)
かきょう【花鏡】
能楽論書。世阿弥著。応永31年(1424)成立。世阿弥が60歳ごろ、みずから悟りえたところを能芸論としてまとめ、長男の観世元雅(かんぜもとまさ)に授けたもの。はなのかがみ。
かく‐ち【覚知】
[名](スル) 1 悟り知ること。「以心伝心の作用によりて、之を—せんと」〈逍遥・小説神髄〉 2 消防機関や警察が、火災や事件などを認知すること。
かく‐どう【覚道】
悟りへの道。悟道。「諸仏如来をしては、本地の法楽をまし、—の荘厳をあらたにす」〈正法眼蔵・弁道話〉