あみもようとうろのきくきり【網模様灯籠菊桐】
歌舞伎狂言。世話物。5幕。河竹黙阿弥作。安政4年(1857)江戸市村座初演。七之助に犯され娼婦となった奥女中滝川と、本能のままに動く七之助の悪事を描く。通称「小猿七之助」。
雨(あめ)降(ふ)って地(じ)固(かた)まる
もめごとなど悪いことが起こったあとは、かえって基盤がしっかりしてよい状態になることのたとえ。
あやし・い【怪しい】
[形][文]あや・し[シク]《感動詞「あや」の形容詞化》普通ではない事物、正体のはっきりしない事物に対する不可解な気持ちを表す。 1 (「妖しい」とも書く)不思議な力がある。神秘的な感じがする。...
あや‐にく【生憎】
《感動詞「あや」+形容詞「にくし」の語幹から》 [副]意に反して不都合なことが起こるさま。あいにく。「—眼が冴えて昨夕よりは却って寝苦しかった」〈漱石・それから〉
[形動ナリ]目の前の事柄が...
あやにく‐ごころ【生憎心】
意地の悪い心。憎らしく思われる心。強情な心。「けしからぬ御—なりかし」〈源・行幸〉
あやぶ・む【危ぶむ】
[動マ五(四)]事の成り行きが、悪い結果になるのではないかと不安に思う。あぶないと思う。「交渉の成立を—・む」「卒業が—・まれる」
[動マ下二]あやうくする。苦しめる。「国家を既に—・めんと...
あやま・つ【過つ/誤つ】
[動タ五(四)] 1 やりそこなう。しくじる。「ねらいを—・たず射る」 2 (「あやまって」の形で)うっかりしてよくないことをしでかす。過失を犯す。「—・って相手にけがを負わせた」 3 悪事を働...
あやま・る【謝る】
[動ラ五(四)]《「誤る」と同語源》 1 悪かったと思って相手に許しを願う。わびる。「すなおに—・りなさい」 2 困る。閉口する。まいる。「あいつの押しの強さには—・る」 3 困って断る。辞退す...
あらい‐た・てる【洗い立てる】
[動タ下一][文]あらひた・つ[タ下二] 1 繰り返し十分に洗う。「取り入れた野菜を—・てる」 2 内情や真相、特に他人の悪事や不品行をあばき出す。ほじくり出す。「身辺を—・てた暴露記事」「旧悪...
あらかわ‐だけ【荒川岳】
長野・静岡の県境にある山。赤石山脈の主峰の一。山頂は、最高峰の東(ひがし)岳(別名悪沢岳、標高3141メートル)・中岳(標高3083メートル)・前岳(標高3068メートル)の3峰からなる。頂上付...