ひ‐とう【悲悼】
[名](スル)悲しみいたむこと。「先見の明なきを—するに」〈井上勤訳・狐の裁判〉
ひと‐かた【一方】
[名] 1 「一人(ひとり)」を敬っていう語。「もうお—お乗りになれます」 2 いっぽうの人。片方。「今—の御心乱れまさるに」〈浜松・二〉 [形動][文][ナリ] 1 程度が普通であるさま。...
ひ‐どう【悲慟】
悲しみなげいて大声で泣くこと。
ひ‐ふう【悲風】
さびしく悲しそうに吹く風。悲しみを誘う風。「一句—のごとく耳をかすめて」〈蘆花・思出の記〉
ひふう‐さんう【悲風惨雨】
悲しみを誘う風とむごい雨。苦しみの多い人生や生活をいう。「—ならび至り、力なく光なく」〈独歩・わかれ〉
ひ‐ふん【悲憤】
[名](スル)悲しみ、いきどおること。「—の涙」「それらを二重に—する気持で」〈宮本・伸子〉
ひょう‐ひょう【飄飄】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 風の吹くさまや、その音を表す語。「耳元で風が—と鳴り続けた」〈火野・土と兵隊〉 2 風に吹かれてひるがえるさま。「風に揉まれる煙の如く—と舞いながら」〈谷崎・...
ひょう‐り【表裏】
[名](スル) 1 表と裏。また、その関係にあること。「—をなす」「喜びと—して悲しみがある」 2 外面と内実とで違いがあること。人前での言動と内心とが相違すること。うらおもて。「—のある人」
ひ‐りょう【悲涼】
悲しくさびしいこと。悲しみ。「—沈痛なるものもあるべく」〈逍遥・小説神髄〉
ひん‐しょう【顰笑】
顔をしかめることと笑うこと。悲しみと喜び。→一顰一笑(いっぴんいっしょう)