きゅう‐せき【休戚】
《「休」は喜び、「戚」は悲しみの意》喜びと悲しみ。幸と不幸。
きょう‐が・る【興がる】
[動ラ五(四)] 1 興味を示す。おもしろがる。「一座の—・るような話を持ち掛けて」〈谷崎・異端者の悲しみ〉 2 一風変わっている。酔狂である。「竹斎とて、—・る痩法師一人あり」〈仮・竹斎・上〉
気(き)を張(は)・る
気持ちをひきしめる。また、心を奮い立たせる。気張る。「—・って悲しみに耐える」
ぎゃく‐じょう【逆上】
[名](スル)激しい怒りや悲しみなどのために、頭に血が上ること。分別をなくし取り乱すこと。「—して刃物をふるう」
くず‐お・れる【頽れる】
[動ラ下一][文]くづほ・る[ラ下二] 1 《「おれる」を「折れる」の意に解して》気力が抜けて、その場に崩れるようにして倒れたり、座り込んだりする。「悲しみのあまりその場に—・れる」 2 気落ち...
くもら・す【曇らす】
[動サ五(四)] 1 太陽・月・空などを曇るようにする。「僕の涙で必ず月は—・して見せるから」〈紅葉・金色夜叉〉 2 透明の度合いや光り方などをにぶくさせる。「湯気が鏡を—・す」 3 心配や悲...
くも・る【曇る】
[動ラ五(四)]《「雲」の動詞化》 1 空が、雲や霧などで覆われる。「どんよりと—・る空」 2 透明な物や光っていた物などが、他の物に薄く覆われたりさえぎられたりして、よく見通せない。輝きのない...
くやみ【悔(や)み】
1 くやむこと。後悔。 2 (多く「お悔やみ」の形で)人の死を悲しみ弔うこと。また、その言葉。「お—に行く」「お—を述べる」
くやみ‐じょう【悔(や)み状】
人の死を悲しみ、弔いの言葉を述べた手紙。くやみぶみ。
くら・す【暗す】
[動サ四]悲しみなどで心を暗くする。曇らす。「かきくもり日かげも見えぬ奥山に心を—・すころにもあるかな」〈源・総角〉