ひ‐も【悲母】
「ひぼ(悲母)」に同じ。「我—の胎内を出て」〈熱田本平家・一〇〉
ひ‐もん【悲門】
仏語。仏・菩薩(ぼさつ)の備える徳のうち、衆生を救おうと志す慈悲の側面。利他の側面。⇔智門。
ひ‐りょう【悲涼】
悲しくさびしいこと。悲しみ。「—沈痛なるものもあるべく」〈逍遥・小説神髄〉
ひ‐るい【悲涙】
悲しんで流す涙。
ひ‐れん【悲恋】
悲しい恋。実らずに悲しい結果に終わる恋。
ひれんきるべし【悲恋斬るべし】
滝沢美恵子の短編時代小説集。平成7年(1995)刊行。「乙女椿」「夏嵐」「白芙蓉」など全6作を収める。
ひれんひか【悲恋悲歌】
岩野泡鳴の第三詩集。明治38年(1905)刊行。
ひ‐わ【悲話】
悲しい物語。あわれな話。