いわ‐き【岩木/石木】
1 岩石と樹木。 2 感情を持たないもののたとえ。木石(ぼくせき)。「だれが—だと思うもんか」〈逍遥・当世書生気質〉 3 亜炭の古称。
いわ‐く【曰く】
《
の名詞化。「実は」と打ち明けるべき内容の意》隠れた事情や理由。「—のありそうな古時計」
《「い(言)う」のク語法》(副詞的に用いて)言うことには。「古人—」「かぐや姫の—、なんでふ去るこ...
いわ・く【結く】
[動カ五(四)]「いわえる」に同じ。「乃公(おれ)が舐(な)めて遣ったり、—・いて遣ったり」〈紅葉・多情多恨〉 [可能]いわける
いわく‐いんねん【曰く因縁】
深いわけ。こみいった事情。「突然の両社の合併には—がありそうだ」
いわく‐つき【曰く付き】
1 何かよくないいきさつやこみいった事情のあること。また、そういうもの。「—の絵」 2 よくない前歴があること。「—の選手」
言(い)わんばかり
口にこそ出さないが、ようすや表情からはっきりそれとわかる。言わぬばかり。「誘ってくれと—のそぶり」
いん【隠〔隱〕】
[常用漢字] [音]イン(漢) オン(呉) [訓]かくす かくれる こもる 〈イン〉 1 表面・世間からかくれる。「隠居・隠遁・隠忍/索隠・退隠」 2 世間から身をかくす人。隠者。「市隠・大隠...
いん‐いん【隠隠】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 かすかではっきりしないさま。「—として黯澹(ほのぐら)い中に」〈紅葉・多情多恨〉 2 音が遠く響くさま。「雷霆(いかずち)の音は次第に遠く—又霆霆(ろうろう)...
いん‐えい【陰影/陰翳】
1 光の当たらない、暗い部分。かげ。「ライトを当てて被写体に—をつける」 2 物事の色・音・調子や感情などに含みや趣があること。ニュアンス。「—に富んだ文章」
いんがりつ‐の‐やぶれ【因果律の破れ】
物理学における因果律が成り立たないこと。特に特殊相対性理論で課せられる、物体や場の変動(情報を伝える信号など)が光速度を超えないという制限を破ることをさす。しばしばSF小説で扱われるタイムトラベ...