こう‐りょう【蛟竜】
1 中国古代の、想像上の動物。水中にすみ、雲や雨に乗じて天に昇り竜になるといわれる。みずち。こうりゅう。 2 時運にめぐり会えず、実力を発揮できないでいる英雄や豪傑のたとえ。こうりゅう。
心(こころ)に鬼(おに)を作(つく)・る
1 恐怖のあまり無用な想像をする。「—・りて、左右なく近づかず」〈古活字本保元・下〉 2 やましいことがあって悩む。「隠れみのうき名を隠すかたもなし—・る身なれど」〈新撰六帖・五〉
こだい‐もうそう【誇大妄想】
自分の能力や境遇を過大に評価したり、想像したものを事実であるかのように思い込んだりすること。
こ‐びと【小人】
1 背丈が非常に低い人。侏儒(しゅじゅ)。 2 物語などに登場する、からだが小さい想像上の人物。 3 武家で、雑役に従った身分の低い人。 4 江戸時代、幕府・諸藩の職名。雑役に従事した役。小者。
こん【鯤】
《「荘子」逍遥遊から》中国古代の想像上の大魚。北方の大海にすみ、大きさは幾千里だかわからないという。
こん‐じく【坤軸】
大地の中心を貫き支えていると想像される軸。地軸。「奔雷の音は屋瓦(かわら)紙障(ふすま)を震うて—正に砕くるばかりに」〈魯庵・社会百面相〉
さ‐ぞ【嘸】
《副詞「さ」+係助詞「ぞ」から》 [副](あとに推量の語を伴って)未知の経験を目前のことのように想像したり、他人の経験に共感したりするさま。さだめし。きっと。さぞかし。「旅行は—楽しかったでし...
し‐し【獅子】
1 ライオン。古来、百獣の王とされる。 2 高麗から伝来したとされる、1に似た想像上の動物。木・石・金属などで作り、狛犬(こまいぬ)と対にして神社社頭などの左側に置いて魔よけとした。後世、狛犬と...
しゃち‐ほこ【鯱】
1 想像上の、魚に似た海獣。頭は虎(とら)に似て背に鋭いとげがあり、尾は空に向かって反り返る。 2 城などの屋根の大棟(おおむね)の両端につける1をかたどった金属製・瓦製などの飾り物。火よけのま...
しょう‐じょう【猩猩】
1 オランウータンの別名。 2 想像上の動物。オランウータンに似るが、顔と足は人に似て髪は赤く長く垂れ、よく酒を飲むという。 3 酒の好きな人。大酒飲み。 4 能面の一。童子の顔を赤く彩色した面...