ぐ‐ぼ【愚母】
自分の母をへりくだっていう語。
ぐ‐まい【愚妹】
自分の妹をへりくだっていう語。
ぐ‐まい【愚昧】
[名・形動]《「昧」は暗い意》おろかで道理に暗いこと。また、そのさま。愚蒙。「—な人」「—なる通人よりも山出しの大野暮の方が遥かに上等だ」〈漱石・吾輩は猫である〉
ぐ‐みん【愚民】
おろかで無知な民衆。「斯(かか)る—を支配するには」〈福沢・学問のすゝめ〉
ぐみん‐かん【愚民観】
(国の支配層が)国民は無能でばかだとする見方。「—に基づく政策」
ぐみん‐せいさく【愚民政策】
為政者がその権力を保つため、人民を政治的に無知な状態にしておこうとする政策。
ぐ‐もう【愚蒙】
[名・形動]おろかで道理がわからないこと。また、そのさま。愚昧(ぐまい)。「小児の隊伍に入るの分際なるを知らず、以て—に誇る者多し」〈吉岡徳明・開化本論〉
ぐ‐もん【愚問】
愚かな質問。また、自分の質問をへりくだっていう語。「—を発する」
ぐもん‐ぐとう【愚問愚答】
愚かな問答。無意味な問答。
ぐもんけんちゅう【愚問賢注】
南北朝時代の歌論書。1巻。頓阿(とんあ)・二条良基(よしもと)著。正平18=貞治2年(1363)成立。良基の問いに頓阿が答える形式で、歌の本質・風体・本歌取りなどについて説いたもの。