身(み)に染(し)・みる
1 しみじみと深く感じる。「人の優しさが—・みる」 2 秋の冷気が強く感じられる。《季 秋》「—・むや亡妻の櫛(くし)を閨(ねや)に踏む/蕪村」
身(み)につまさ・れる
他人の不幸などが、自分の境遇・立場と思い合わさって切実に感じられる。「—・れる苦労話」 [補説]「身につままれる」とするのは誤り。
見(み)ぬ物(もの)清(きよ)し
《「見ぬ事清し」とも》実際に見たら気になるものも、見なければ平気でいられる。見なければ、汚いものも汚く感じることはない。
身(み)の縮(ちぢ)む思(おも)い
恐ろしさや緊張のあまり、体が丸まって小さくなったように感じること。身が縮む思い。
み‐ばえ【見映え/見栄え】
見た感じがよいこと。外観がよく見えること。「—のする衣装」「—のいい盛りつけ」
み‐ま・す【見増す】
[動サ四] 1 実際に見て評判・想像よりすぐれていると感じる。「滝口殿は聞きしより—・して覚ゆるものかな」〈曽我・一〉 2 見た目に他よりまさっている。「太夫ありしが、それに—・すほどなる美形」...
みみ‐ごこち【耳心地】
耳にしたときの感じや気分。聞いたときの印象。「—のよい語り口」
みみ‐ざわり【耳触り】
聞いたときの感じ・印象。「—のよい音楽」
みみ‐ざわり【耳障り】
[名・形動]聞いて気にさわったり、不快に感じたりすること。また、そのさま。「—な音」
みみ‐なり【耳鳴り】
実際には音がしていないのに、耳の奥で何かが鳴るように感じられること。頭部外傷・耳の病気・高血圧などの際に現れる。耳鳴(じめい)。