ていてんはあく‐しっかん【定点把握疾患】
感染症予防法により、都道府県の指定を受けた医療機関で患者や保菌者を診断した場合に、保健所への届け出が義務づけられている感染症。インフルエンザ・手足口病・マイコプラズマ肺炎など、同法による5類感染...
てい‐びょうげんせい【低病原性】
ウイルスなどの病原体に感染症を引き起こす性質があり、その程度が低いこと。
ていびょうげんせい‐とりインフルエンザ【低病原性鳥インフルエンザ】
鳥インフルエンザのうち、感染した鳥の致死率が低いもの。H5またはH7亜型のA型インフルエンザウイルスの感染による家禽の疾病で、高病原性鳥インフルエンザ以外のものをいう。通常、人には感染しないが、...
ディーがた‐かんえん【D型肝炎】
ウイルス性肝炎の一。D型肝炎ウイルス(HDV)が血液や体液を介して感染することで起こる血清肝炎。HDVはHBV(B型肝炎ウイルス)の存在下でのみ増殖するため、B型肝炎患者だけが感染する。
ディーがたかんえん‐ウイルス【D型肝炎ウイルス】
D型肝炎の原因となる肝炎ウイルス。RNAをゲノムとするRNAウイルスで、血液・体液を介して感染する。B型肝炎ウイルスが共存している場合にだけ増殖できる不完全ウイルスであるため、B型肝炎患者にしか...
デブリードマン【debridement】
創傷部の感染組織・壊死組織や異物を除去すること。創傷清拭。
デルタ‐かぶ【デルタ株/δ株】
2019年に初めて報告された新型コロナウイルス、SARS-CoV-2の変異株。2020年10月にインドで確認され、世界各地に広がった。日本では2021年7月から9月にかけての感染拡大の第5波を引...
デング‐ウイルス【dengue virus】
フラビウイルス科に属するRNAウイルス。熱帯・亜熱帯地域に広く分布し、ネッタイシマカやヒトスジシマカなどのヤブカを媒介して人に感染する。→デング熱
デングウイルス‐かんせんしょう【デングウイルス感染症】
ネッタイシマカやヒトスジシマカなどの蚊によって媒介される、デングウイルスによる感染症の総称。比較的軽症のデング熱と重症のデング出血熱がある。
デング‐ねつ【デング熱】
《dengue》デングウイルスによって起こる熱帯性の感染症。ネッタイシマカやヒトスジシマカなどにより媒介。発熱、目の充血、関節痛・筋肉痛などが現れ、四肢に発疹(ほっしん)を生じる。感染症予防法の...