しんかんかく‐は【新感覚派】
大正末期から昭和初期の文学の一流派。雑誌「文芸時代」によった新進作家のグループをさす。外部の現実を主観的に把握し、知的に再構成した新現実を感覚的に創造しようとした。横光利一・川端康成・中河与一・...
じっけん‐しゅぎ【実験主義】
1 真理を具体的な経験でとらえようとする立場。 2 デューイが主張する認識論上の立場。感覚的要素は特定の目的の実現を目ざす観念に導かれた積極的行為によってのみとらえられるもので、このような実験的...
センシャス【sensuous】
[形動]美的な感覚に訴えるさま。感覚的なさま。→センシュアル
ち‐せい【知性】
1 物事を知り、考え、判断する能力。人間の、知的作用を営む能力。「—にあふれる話」「—豊かな人物」 2 比較・抽象・概念化・判断・推理などの機能によって、感覚的所与を認識にまでつくりあげる精神的能力。
ちょっかん‐きょうじゅ【直観教授】
実際の物や事象または絵画・模型・写真などを観察させ、具体的、感覚的に理解させる教育方法。コメニウス・ルソーらを先駆に、ペスタロッチによって展開・提唱された。実物教授。
ちょっかん‐てき【直感的】
[形動]勘などを働かせて物事を感覚的にとらえるさま。「—におかしいと思う」
ね‐いろ【音色】
発音体の違い、あるいは同じ発音体でも音の出し方によって生じる、音の感覚的な特性。高さや強さが同じ音でも、それに含まれる部分音の種類や強さなどによって違いが生じる。おんしょく。
ベネチア‐は【ベネチア派】
ベネチアで栄えた美術の流派。特にルネサンス期および18世紀に、豊かな色彩と光の表現により感覚的、官能的な美を追求した画家たちをさすことが多い。ルネサンス期ではベリーニ父子・ジョルジョーネ・ティツ...
マッハ‐しゅぎ【マッハ主義】
19世紀末、マッハに始まる実証主義的認識論の立場。物質も精神も感覚的要素の複合であると主張。のちの論理実証主義の確立に影響を及ぼした。