けそう‐だ・つ【懸想立つ】
[動タ四]恋い慕う気持ちが外に表れる。色めく。「なほざりのすさびにても、—・ちたることはいとまばゆく」〈源・総角〉
けそう・ぶ【懸想ぶ】
[動バ上二] 1 恋い慕う気持ちを態度に表す。なまめいた態度をとる。けそうだつ。「はじめより—・びても聞こえ給はざりしに」〈源・夕霧〉 2 なまめかしい雰囲気になる。「灯こそいと—・びたる心地す...
けん‐けん【眷眷/睠睠】
[ト・タル][文][形動タリ]しきりに心がひかれるさま。ひたすら恋い慕うさま。「—として慕える念をば」〈逍遥・小説神髄〉
けん‐とく【賢徳】
1 賢明で、徳のあること。「—を慕う」 2 (「見徳」とも書く)狂言面の一。犬・牛・馬・蛸(たこ)などの役に使う面。
こい・する【恋する】
[動サ変][文]こひ・す[サ変]恋をする。慕う。「命短し、—・せよ乙女」
こい‐も・う【恋ひ思ふ】
[動ハ四]恋しく思う。恋い慕う。「玉葛(たまかづら)花のみ咲きて成らざるは誰が恋ならめ我(あ)は—・ふを」〈万・一〇二〉
こ・う【恋う】
[動ワ五(ハ四)]特定の相手に心ひかれて、その人を思い慕う。また、特別な人物や場所などを強く慕う。恋する。「亡き妻を—・う」「故郷を—・う」「昔を—・う」 [動ハ上二]《本来は、時間的、空間...
こう‐とう【高踏】
俗な気持ちを捨てて、気高く身を処すること。「—の遺風あるを慕うて」〈織田訳・花柳春話〉
こう‐とく【高徳】
徳がすぐれて高いこと。また、徳のすぐれて高い人。「—の僧」「—を慕う」
こう‐ふう【高風】
すぐれた人格。りっぱな人柄。また、他人を敬って、その人格・人柄をいう語。「師の—を慕う」