ぼ‐じょう【慕情】
慕わしく思う気持ち。特に、異性を恋い慕う気持ち。
まつやまかがみ【松山鏡】
謡曲。五番目物。観世・金剛・喜多流。鏡に映る自分を亡母の面影と思って慕う少女の功力(くりき)により、母は生前の罪科が許されて成仏する。
よしつねせんぼんざくら【義経千本桜】
浄瑠璃。時代物。五段。竹田出雲・並木千柳(並木宗輔(そうすけ))・三好松洛(みよししょうらく)合作。延享4年(1747)大坂竹本座初演。源義経の都落ちにからめて、潜伏中の平家の武将知盛・維盛・教...
落花(らっか)情(じょう)あれども流水(りゅうすい)意(い)無(な)し
散る花は流水を慕うが、川の水はそ知らぬ顔で流れてゆく。一方に情があっても相手に通じないことのたとえ。
らっか‐りゅうすい【落花流水】
1 散る花と流れる水。 2 《花が流水に散れば、水もこれを受け入れ花を浮かせて流れてゆく意》男に女を慕う心があれば、女もまた情が生じて男を受け入れるということ。
れん‐あい【恋愛】
[名](スル)特定の人に特別の愛情を感じて恋い慕うこと。また、互いにそのような感情をもつこと。「熱烈に—する」「社内—」
れん‐じょう【恋情】
異性を恋い慕う気持ち。こいごころ。
れん‐ちゃく【恋着】
[名](スル)深く恋い慕うこと。また、物事に深く執着すること。「金銭に—する」
れん‐ぼ【恋慕】
[名](スル)特定の異性を恋い慕うこと。「—の情」「人妻に—する」「横—」 尺八曲「鈴慕(れいぼ)」の異称。
籠鳥(ろうちょう)雲(くも)を恋(こ)・う
《かごの中の鳥が大空の雲を恋い慕うの意から》拘束されているものが、自由な境遇をあこがれるたとえ。また、遠い故郷を恋しく思うたとえ。籠鳥雲を望む。