ぞん‐りょ【存慮】
考え。存念。思慮。「藩主の—も在るべければ其意に任せ申すべし」〈染崎延房・近世紀聞〉
たん‐りょ【短慮】
[名・形動] 1 考えがあさはかなこと。思慮の足りないこと。また、そのさま。「—な行動をつつしむ」 2 気の短いこと。また、そのさま。短気。せっかち。「—を起こす」「—性急な人」
ち‐りょ【知慮/智慮】
賢い考え。物事について深く考える能力。「—に富む人」
てん‐りょ【天慮】
天皇の考え。叡慮(えいりょ)。
ねん‐りょ【念慮】
1 あれこれと思いめぐらすこと。また、その思い。思慮。「名利をむさぼらんとするの—は全く消え」〈藤村・春〉 2 仏語。凡夫の浅い智慧であれこれと思いめぐらすこと。また、その思い。
はい‐りょ【配慮】
[名](スル)心をくばること。心づかい。「—に欠ける処置」「当事者の気持ちを—する」
はん‐りょ【煩慮】
いろいろ思いわずらうこと。また、その思い。「心頭には一の—なく」〈独歩・無窮〉
ばん‐りょ【万慮】
多くの考え。さまざまな思い。「千思—」
ふ‐りょ【不慮】
思いがけないこと。意外。不意。「—の事故に遭う」「—の死を遂げる」
ぶ‐えんりょ【無遠慮/不遠慮】
[名・形動]遠慮をせず、好きなように振る舞うこと。また、そのさま。「—な物言い」