もてあそび‐もの【弄び物】
もてあそぶもの。慰めにするもの。おもちゃ。「土産の—取拡げて」〈紅葉・不言不語〉
やいと‐ぎょう【灸饗】
小児などに灸をすえるとき、苦痛の慰めや褒美として菓子や金銭などを与えること。また、その菓子や金銭。「—のかはり、喧嘩(けんくわ)の行司さすのかいやい」〈浄・歌祭文〉
やさし・い【優しい】
[形][文]やさ・し[シク]《動詞「痩(や)す」の形容詞化で、5が原義》 1 姿・ようすなどが優美である。上品で美しい。「—・い顔かたち」「声が—・い」 2 他人に対して思いやりがあり、情がこま...
わざ‐おぎ【俳優】
《古くは「わざおき」》 1 こっけいな動作をして歌い舞い、神や人を慰め楽しませること。また、それをする人。「吾れ将に汝(いましみこと)の—の民たらむ」〈神代紀・下〉 2 こっけいな事柄。「されど...
わすれ‐い【忘れ井】
忘れ捨てられた井。「暑き日影も—の慰めぐさとなり侍れ」〈仮・伊曽保・上〉
わびし・い【侘しい】
[形][文]わび・し[シク] 1 ひどくもの静かでさびしい。「人里離れた—・い田舎」 2 心が慰められないさま。心細い。「ひとり—・く夕食をとる」「—・い下宿生活」 3 貧しくてあわれなさま。み...
ワーニャおじさん【ワーニャ伯父さん】
《原題、(ロシア)Dyadya Vanya》チェーホフの戯曲。4幕。1897年初演。ロシアの田園で、領地の経営に献身して裏切られた伯父ワーニャと、失恋に傷つきながらも伯父を慰める姪ソーニャの生活...