ゆう‐く【憂懼】
[名](スル)心配し恐れること。憂惧(ゆうぐ)。「国乱内変は国家災害の尤—す可き極なり」〈津田真道訳・泰西国法論〉
ゆう‐く【憂苦】
[名](スル)心配し苦慮すること。「徒に—する勿(なか)れ」〈織田訳・花柳春話〉
ゆう‐ぐ【憂惧/憂虞】
[名](スル)心配し恐れること。憂懼(ゆうく)。「傾向を—した結果であるとも」〈寒村・寒村自伝〉
ゆう‐こく【憂国】
国の現状や将来について心を痛めること。「—の士」「—の情」
ゆうこく‐き【憂国忌】
三島由紀夫の忌日。11月25日。短編小説として発表し、のちに自ら映画も製作した作品「憂国」にちなむ。三島忌。
ゆう‐し【憂思】
うれい、悲しむ心。
ゆう‐しゅう【憂愁】
うれえ悲しむこと。気分が晴れず沈むこと。「—に閉ざされる」
ゆうしゅうふじん【憂愁夫人】
《原題、(ドイツ)Frau Sorge》ズーダーマンの処女小説。自身の故郷でもある東プロイセンの農村を舞台に、没落地主の子である青年パウルの軌跡を描く。
ゆう‐しょく【憂色】
心を痛めている顔つき・ようす。「—を浮かべる」「—を隠せない」
ゆう‐しん【憂心】
心配する心。うれえる心。「—をいだく」「—去らず」