しっじ【悉地】
《(梵)Siddhiの音写。成就の意。「しっち」とも》仏語。真言の秘法を修めて成就した悟り。
しったん【悉曇】
《(梵)sīddhaṃの音写。成就・吉祥の意》 1 梵字の字母とそれが表す音声の総称。広義には摩多(また)(母音)と体文(たいもん)(子音)の総称として用いられるが、狭義には摩多の一二韻のみをさ...
しどうじ【志度寺/志渡寺】
浄瑠璃「花上野誉石碑(はなのうえのほまれのいしぶみ)」の四段目の通称。田宮坊太郎の乳母お辻が、わが身を捧げて、坊太郎の敵討ち成就を金毘羅(こんぴら)権現に祈願する場面。歌舞伎では「しどでら」。
し‐はらみつ【四波羅蜜】
仏語。涅槃(ねはん)に備わる四つの徳。常・楽・我・浄、すなわち、永遠であること、安穏であること、主体的であること、清浄であること。 金剛界曼荼羅(まんだら)で、大日如来に近侍している四人の女...
しばられ‐じぞう【縛られ地蔵】
願をかける際に縄で縛り、成就したのちにほどく地蔵。縛り地蔵。
し‐ぶつ【四仏】
金光明経に説く、四方に位置する仏。東方の阿閦(あしゅく)、南方の宝相、西方の無量寿(阿弥陀)、北方の微妙声(みみょうしょう)。 密教で、大日如来の四方に位置する仏。金剛界では東方の阿閦、南方...
しゃく‐ぜん【綽然】
[ト・タル][文][形動タリ]ゆったりとして余裕のあるさま。綽々。悠然。「許多(あまた)の著作を成就して—として余地ありしなれ」〈中村訳・西国立志編〉
しゅう【就】
[音]シュウ(シウ)(漢) ジュ(呉) [訓]つく つける なる なす [学習漢字]6年 〈シュウ〉つきしたがう。その事に取りかかる。つく。「就学・就業・就航・就職・就寝・就任・就労/去就」 ...
少年(しょうねん)老(お)い易(やす)く学(がく)成(な)り難(がた)し
若いと思っているうちにすぐ年をとってしまうが学問はなかなか成就しない。寸暇を惜しんで勉強せよということ。 [補説]「一寸の光陰軽んず可からず」と続く。朱熹「偶成」からの句とされていたが、近年では...
しょ‐がん【所願】
神仏に願っている事柄。願い。「—成就」