皆(みな)にな・す
「皆にする」に同じ。「我一代に—・しがたし」〈浮・五人女・五〉
み‐の‐さび【身の錆】
「身から出た錆(さび)」に同じ。「軽蔑の語気にて憎気に云わるるも我—と独おかしく」〈露伴・露団々〉
み‐は・てる【見果てる】
[動タ下一][文]みは・つ[タ下二] 1 最後まで見る。見終わる。「—・てぬ夢を追う」 2 最後まで世話をする。「我はさりとも心長く—・ててむと」〈源・末摘花〉
み‐はなだ【水縹】
薄い藍色。水色。「我におこせし—の絹の帯を」〈万・三七九一〉
み‐ばれ【身晴れ】
身の潔白をはっきりさせること。身のあかしを立てること。「主君の言ひ訳我等が—」〈浄・国性爺〉
み‐ま・す【見増す】
[動サ四] 1 実際に見て評判・想像よりすぐれていると感じる。「滝口殿は聞きしより—・して覚ゆるものかな」〈曽我・一〉 2 見た目に他よりまさっている。「太夫ありしが、それに—・すほどなる美形」...
みみ‐しい【聾/耳癈】
耳が聞こえないこと。「我を—にせんとする如し」〈鴎外訳・即興詩人〉
み‐み・ゆ【見見ゆ】
[動ヤ下二]見もし見られもする。あいまみえる。「—・えん事も今ばかりぞとおぼえば」〈曽我・三〉
みや‐じ【宮路/宮道】
1 宮殿に通う道。「はたこらが夜昼といはず行く道を我はことごと—にぞする」〈万・一九三〉 2 神社に参る道。参道。「誓ひすぐなる神詣(かみまう)で、—や絶えせざるらん」〈謡・伏見〉
みやび【雅び】
[名・形動]《動詞「みやぶ」の連用形から》 1 上品で優美なこと。また、そのさま。風雅。優雅。「衣装に—を競う」「—な祭事」⇔俚(さと)び。 2 宮廷風であること。都会風であること。また、そのさ...