い‐かい【遺戒/遺誡】
子孫などのために残した訓戒。ゆいかい。「父の—を心にきざむ」
いちばつ‐ひゃっかい【一罰百戒】
罪を犯した一人を罰することによって、他の大勢の戒めにすること。
いん‐かい【淫戒】
仏語。邪淫戒のこと。
えんどん‐かい【円頓戒】
天台宗で、円頓の妙旨に基づいて授けられる大乗戒。梵網経(ぼんもうきょう)に説く菩薩(ぼさつ)戒。円戒。
おんじゅ‐かい【飲酒戒】
仏語。五戒の一。酒を飲んではならないという戒め。不飲酒戒。
かい【戒】
1 いましめ。さとし。「—を破る」 2 《(梵)śīlaの訳。習慣・性格などの意》仏語。在家や出家が過ちを防止するために守らなければならない禁制。また、その個々の条目。「五—」「—学」 3 漢文...
かい【戒】
[常用漢字] [音]カイ(漢) [訓]いましめる 1 よくない事態に備えて気を引き締める。「戒厳・戒心/警戒・厳戒・哨戒(しょうかい)」 2 (「誡」と通用)過ちのないように注意を与える。いまし...
かん‐かい【勧戒】
[名](スル) 1 仏語。戒を受けるようすすめること。 2 「勧誡(かんかい)」に同じ。
かん‐かい【鑑戒】
[名](スル)戒めとすること。また、戒めとすべき手本。「東西南北互に相交通し相資益し相—すること」〈中村正直・明六雑誌一〇〉
き‐かい【規戒】
[名](スル)規範によっていましめること。また、その規範といましめ。「他人の過失を自由に—するに於てをや」〈中村訳・自由之理〉