ざれごと‐うた【戯れ言歌】
「戯(ざ)れ歌1」に同じ。
ざれ‐ば・む【戯ればむ】
[動マ四] 1 気がきいている。しゃれている。風流めく。「—・みたるが、まだ造りさしたる所なれば」〈源・東屋〉 2 物慣れたようすをする。しゃれたまねをする。「世の中をまだ思ひ知らぬほどよりは、...
ざれ‐ふで【戯れ筆】
たわむれにかいた書画。
ざ・れる【戯れる】
[動ラ下一][文]ざ・る[ラ下二]《古くは「さる」とも》 1 ふざける。たわむれる。「男女が—・れる」 2 趣がある。しゃれている。風流である。「さすがに—・れたる遣戸口に」〈源・夕顔〉 3 世...
じゃれ【戯れ】
《「ざれ」の音変化》ふざけること。また、ふざけて言うこと。冗談。ざれごと。「今のは何も皆—ぢゃ」〈浄・堀川波鼓〉
じゃれ‐つ・く【戯れ付く】
[動カ五(四)]子供や動物などがなれて、たわむれまつわりつく。甘えて、ふざけかかる。「子犬が—・く」
じゃ・れる【戯れる】
[動ラ下一][文]じゃ・る[ラ下二]《「ざれる」の音変化》ふざけたわむれる。まつわりついてたわむれる。「子猫がまりに—・れる」
たわぶれ【戯れ】
「たわむれ」に同じ。「—にものたまふべきことにあらず」〈宇津保・俊蔭〉
たわぶれ‐あそび【戯れ遊び】
たわむれて遊ぶこと。あそびごと。遊戯。「—を好みて、心のままなる官爵にのぼりぬれば」〈源・少女〉
たわぶれ‐ごと【戯れ事】
「たわむれごと」に同じ。「—もまめごとも、同じ心に慰めかはして」〈源・椎本〉