こう‐がい【梗概】
物語などのあらすじ。あらまし。大略。「戯曲の—を話す」
こうじん【行人】
夏目漱石の小説。大正元〜2年(1912〜1913)発表。互いに理解しえない夫婦生活を通し、知識人の自我意識と孤独を描く。 《原題、(フランス)Le Passant》コペーによる戯曲。一幕の韻...
こきょう【故郷】
《原題、(ドイツ)Heimat》ズーダーマンの戯曲。1893年の作。主人公のマグダは、「人形の家」の主人公ノラと並び、19世紀末の「目覚めた女性」の象徴とされる。 魯迅の短編小説。1921年...
こっきょうのよる【国境の夜】
秋田雨雀の戯曲。大正9年(1920)、雑誌「新小説」に発表。4幕。翌大正10年(1921)に初演。
こま【齣】
《区切りの意。もとは中国の戯曲で一段(幕)をさす字》 1 演劇・映画・小説などのひと区切り・一場面。漫画を構成する一つ一つの絵。「—撮り」「四—漫画」→齣(せき) 2 物語や事件の中の一場面。「...
コメディア‐エルディータ【(イタリア)commedia erudita】
15〜16世紀イタリアで行われた喜劇の一つ。コメディアデラルテに対して、戯曲の形式をとった茶番劇として発達。
こわれがめ【こわれ甕】
《原題、(ドイツ)Der zerbrochene Krug》クライストの戯曲。一幕。1808年初演。甕を壊した村長がみずから事件を裁くはめになり、罪を他人に着せようとするが、悪事が露見する。近代...
ごかい【誤解】
《原題、(フランス)Le Malentendu》カミュの戯曲。3幕。1944年、パリのマチュラン座で初演。
ごごさんじ【午後三時】
吉井勇の第1戯曲集。明治44年(1911)刊行。表題作のほか「夢介と僧と」「河内屋与兵衛」などの作品を収める。
ゴドーをまちながら【ゴドーを待ちながら】
《原題、(フランス)En attendant Godot》ベケットの戯曲。2幕。1953年初演。現代演劇に大きな影響を与えた不条理演劇の代表作。