シモン‐ボッカネグラ【Simon Boccanegra】
ベルディのイタリア語によるオペラ。全3幕。1857年初演。アントニオ=ガルシア=グティエレスの同名の戯曲に基づく。14世紀、ジェノバ共和国の初代総督に平民派から選出されたボッカネグラが、政敵であ...
シャクンタラー【(梵)Śakuntalā】
古代インドの詩人カーリダーサの戯曲。7幕。4、5世紀ごろ成立。古代叙事詩「マハーバーラタ」などの中の伝説を脚色したもの。サンスクリット文学の傑作とされる。
しゅ‐こう【趣向】
[名](スル) 1 おもむき。意向。趣意。「いつもとは—の異なるパーティー」 2 味わいやおもしろみが出るように工夫すること。また、その工夫。「—を凝(こ)らす」「夫れから袴の股立を取て進退に都...
しゅせん‐ど【守銭奴】
金をため込むことばかりに執心する、けちな人。 [補説]戯曲名別項。→守銭奴
しゅせんど【守銭奴】
《原題、(フランス)L'Avare》モリエールの戯曲。5幕。1668年初演。守銭奴アルパゴンが息子や娘に金のための結婚をさせ、自分は息子の恋人と再婚しようとして引き起こす、こっけいな騒動を描いた...
しゅぜんじものがたり【修禅寺物語】
岡本綺堂の戯曲。一幕三場。明治44年(1911)発表、同年初演。源頼家の命で作った面に、頼家の運命を暗示する死相が現れた話を通して、伊豆の面(おもて)作り師夜叉王(やしゃおう)の名人気質を描く。
しゅっけとそのでし【出家とその弟子】
倉田百三の戯曲。6幕13場。大正5年(1916)発表。親鸞(しんらん)の子の善鸞と弟子の唯円の信仰と恋愛問題を通して、「歎異抄」の教えを戯曲化したもの。
シュトゥルム‐ウント‐ドラング【(ドイツ)Sturm und Drang】
18世紀後半、若き日のゲーテ・シラーなどを中心にドイツで興った文学革新運動。理性偏重の啓蒙(けいもう)主義に反対し、感情の自由と人間性の解放とを強調した。クリンガーの同名の戯曲に由来する名称。疾...
しょうじょかめん【少女仮面】
唐十郎の戯曲。昭和44年(1969)劇団早稲田小劇場により初演。昭和45年(1970)、第15回岸田国士戯曲賞受賞。筆者の持論である特権的肉体論を舞台上に展開させた代表作。
しょう‐せつ【小説】
1 《坪内逍遥がnovelに当てた訳語》文学の一形式。特に近代文学の一ジャンルで、詩や戯曲に対していう。作者の構想のもとに、作中の人物・事件などを通して、現代の、または理想の人間や社会の姿などを...