つり‐ど【釣(り)戸/吊り戸】
1 上方に金具を取り付け、上へつり上げれば開き、下ろせば閉まるようにした戸。蔀戸(しとみど)の類。 2 車付きの金物でつった戸。重い引き戸や折り畳み戸などで用いられ、鴨居(かもい)に設けたレール...
てつ‐おなんど【鉄御納戸】
鉄色がかった御納戸色。緑を帯びた鉄色。
でん‐こ【伝戸】
律令制で、宿駅の伝馬(てんま)の世話をする正丁を出した家。
でん‐こ【佃戸】
中国、唐末に発生した小作農。宋代には荘園の耕作に従事し、事実上農奴であったが、のちに自立し、清代には地主と対等の関係にあった。
と【戸/門】
1 (戸)窓・出入り口などに取り付けて、開閉できるようにした建具。引き戸・開き戸などがある。「—をたてる」「鎧—(よろいど)」 2 出入り口。戸口。かど。もん。「大き—よりうかがひて」〈崇神紀〉...
との‐ど【殿戸/殿門】
御殿の戸口。相手の家への敬意を表す語。「味酒(うまさけ)三輪の殿の朝戸にも出でて行かな三輪の—を」〈崇神紀・歌謡〉
ど‐こ【土戸】
平安時代、京洛の外部の農民。京都の内に住むものを京戸というのに対する。
なか‐つまど【中妻戸】
中仕切りに用いる開き戸。
なか‐ど【中戸】
1 部屋と部屋の間の戸。中の戸。 2 江戸時代、商家の店から奥に通じる土間の口の仕切り戸。「—を奥へは、かすかに聞こえける」〈浮・永代蔵・四〉
なか‐の‐と【中の戸】
1 部屋と部屋との間にある戸。「大将の君なほしきて、—を押し開けて」〈宇津保・蔵開中〉 2 清涼殿の萩の戸と藤壺の上御局(うえのみつぼね)との間にある戸。「蔵人参りて御物(おもの)奏すれば—より...