きり‐ど【切(り)戸】
1 「潜(くぐ)り戸1」に同じ。 2 「切り戸口」の略。
きれっ‐と【切れっ処/切れっ戸】
登山で、山稜が深く切れこんで低くなっているところ。きりと。きれと。ギャップ。
くぐり‐ど【潜り戸】
1 門の扉などに設けた、くぐって出入りする小さい戸口。切り戸。くぐり。 2 茶室の躙(にじ)り口の戸。
くさ‐の‐と【草の戸】
1 草で屋根をふいた庵(いおり)の木戸。草庵の戸。「卯(う)の花の垣根ばかりは暮れやらで—ささぬ玉川の里」〈夫木・七〉 2 簡素なわび住まい。草庵。「—も住みかはる代ぞ雛(ひな)の家」〈奥の細道〉
くみ‐ど【組(み)戸】
格子に組んだ戸。格子戸。
くり‐ど【繰(り)戸】
雨戸など、1本の溝を通して戸袋から順に1枚ずつ出し入れする戸。
くるま‐いど【車井戸】
滑車の溝にかけ渡した綱の両端に釣瓶(つるべ)をつけ、綱をたぐって水をくみ上げるようにした井戸。
くるま‐ど【車戸】
あけたてを滑らかにするため、下部に小さな車をつけた戸。
くるる‐ど【枢戸】
くるるを使って開閉する戸。
くろ‐ど【黒戸】
「黒戸の御所」の略。 仏壇をいう女房詞。