いっけん‐まえ【一軒前】
近世の村落で、祭りへの参加や村入用の負担など、一人前の権利および義務を有する家。一戸前。
いっけん‐や【一軒家/一軒屋】
1 近くに人家がなく1軒だけ建っている家。「村のはずれの—」 2 長屋や集合住宅でなく独立した家屋。一戸建ての家。
いっ‐こう【一向】
[名]「一向宗(いっこうしゅう)」の略。
[副](「一向に」の形で用いる) 1 全然。まったく。「何を言われても—に動じない」 2 (あとに打消しの語を伴って)ちっとも。少しも。「—に存じま...
いっこく‐いちじょう【一国一城】
1 一つの国と一つの城。また、それを領有すること。 2 一つの国に城を一つだけ置くこと。元和元年(1615)江戸幕府が諸大名の軍事力を抑えるため、領内で居城以外の城を破却させた「一国一城令」による。
いっこ‐だて【一戸建て】
集合住宅でなく、1棟で1戸の家屋。戸建て。
いっさい‐てん【一斎点】
江戸後期に佐藤一斎が施した経書の訓点。宋の学者の注によった漢文訓読法で、それ以前の訓点よりも原文に忠実で、簡潔といわれる。
いっしゃく‐はっすん【一尺八寸】
1 《江戸時代、揚げ代が18匁(もんめ)であったところから》囲ひ女郎の異称。 2 《笠(かさ)の直径が1尺8寸(約54.5センチ)であったところから》笠雲の異称。「西国の—といへる雲行きも」〈浮...
いっしゅう‐かまえ【一宗構】
江戸時代、僧尼が所属の宗門から追放されること。
いっしゅ‐きん【一朱金】
江戸時代の金貨の一。形は正方形。1両の16分の1にあたる。文政一朱金。→両3
いっしゅ‐ぎん【一朱銀】
江戸時代の銀貨の一。形は長方形。1両の16分の1にあたる。文政一朱銀・嘉永一朱銀など。→両3