いんきさんか【因帰算歌】
江戸時代の数学者、今村知商の著作。寛永17年(1640)刊行。算術を和歌や長歌の形式で記したもので、日本で最初につるかめ算を扱った書物としても知られる。
いん‐きょ【隠居】
[名](スル) 1 官職・家業などから離れて、静かに暮らすこと。また、その人。民法旧規定では、戸主が生前に家督を相続人に譲ることをいう。「社長のポストを譲って—する」「御—さん」 2 俗世を離れ...
いんきょ‐ばんとう【隠居番頭】
江戸時代、番頭を勤め終えたのちも引き続き主家に奉公している人。
いんきょ‐りょう【隠居料】
1 隠居した人に割り当てられる生活費。 2 江戸時代、隠居した武士に幕府、または、藩が支給した扶持(ふち)。
いんざん‐しゅう【院参衆】
江戸時代、院の御所に勤めて事務を執っていた公家衆。
いん‐じ【印地】
1 川原などで、二手に分かれて小石を投げ合い勝負を争う遊び。鎌倉時代に盛んで、多くの死傷者が出て禁止されたこともあったが、江戸末期には5月5日の男の子の遊びとなった。石合戦。印地打ち。《季 夏》...
いんじゅう【陰獣】
江戸川乱歩の中編推理小説。昭和3年(1928)「新青年」誌に発表。約1年2か月の断筆を経て書かれた復帰作。
インターネット‐かでん【インターネット家電】
《Internet appliance》インターネットに接続する機能をもつ家電製品の総称。ネットワークを組んでリモコンで一括操作したり、インターネットに接続して外出先から携帯電話を通して操作した...
インデン【(ポルトガル)Indian/(オランダ)Indiën】
羊または鹿のなめし革。柔らかで小皺(こじわ)があるため独特の感触がある。藍(あい)模様を型染めしたり、漆をひいて模様をつけたりして、袋物などに使う。江戸中期以降、甲州の名産。インデン革。 [補説...
いんない‐ぎんざん【院内銀山】
秋田県湯沢市の銀山。慶長11年(1606)発見、江戸時代は秋田藩の直轄となり産出量が多かった。昭和29年(1954)閉山。