にわ‐かまど【庭竈】
1 土間につくりつけたかまど。 2 江戸時代、奈良地方で、正月の三が日、入り口の土間にかまどをつくり、その周辺に一家の者が集まって飲食した風習。
にわかまどしゅう【庭竈集】
江戸中期の俳諧撰集。越智越人編。享保13年(1728)刊。
にわ‐きど【庭木戸】
庭の出入り口の木戸。
にわ‐こ【庭子】
江戸時代、代々その家に仕えている下男と下女のあいだに生まれた子。また、広く主家に代々隷属する農民をいう。
にわ‐せん【庭銭】
1 遊里で紋日(もんび)に遊ぶことを約束した客が、遊女や揚屋などの奉公人に与える祝儀の金。「太夫様より宿への時服、—まきちらす」〈浮・一代男・八〉 2 江戸時代、街道の宿駅の問屋場に荷物を一時預...
にわ‐ちょう【庭帳】
江戸時代、年貢を納入する現場で、その出納を記載登録した帳簿。
にわ‐つくり【庭作り】
1 庭に樹木を植えたり、築山(つきやま)・泉水などをつくったりすること。また、その職人。庭師。 2 江戸幕府の職名。作事奉行の配下で造園に従ったもの。
にわ‐の‐もの【庭の者】
武家で、庭の掃除など雑事を仕事とする下級の者。室町幕府では庭奉行、江戸幕府では若年寄の配下にあった。
にんぎょうさしちとりものちょう【人形佐七捕物帳】
横溝正史の時代小説のシリーズ名。江戸を舞台に、人形佐七の通り名で知られる美男の岡っ引き佐七が、さまざまな事件を解決していく娯楽作品。シリーズ第1作の「羽子板娘」は昭和13年(1938)「講談雑誌...
にんげんいす【人間椅子】
江戸川乱歩の短編推理小説。大正14年(1925)「苦楽」誌に発表。MWA(米国探偵作家クラブ)の1961年度版傑作短編集に収録された。