うけ‐じょう【請(け)状】
1 受け取った文書に対する返書。また、特定の事柄を請け負うことを明記する文書。 2 江戸時代、保証人が提出する雇い人・借家人などの身元引受証書。
うけ‐つぼ【受け壺】
戸締まり用の掛け金がはまる金具。壺金(つぼがね)。
うけとり‐てがた【受取手形】
1 通常の取引によって受け取った手形。BR。B/R。⇔支払手形。 2 江戸時代、武士に支給された蔵米(くらまい)・切米(きりまい)あるいは借米(しゃくまい)を受け取る際に使われた手形証書。
うけ‐やま【請山】
1 江戸時代に、領主の持つ山林で、一定条件のもとに家臣や村または個人に貸与されたもの。 2 江戸時代、他村の持つ山林の草木をとることを許されて、毎年小作料を納めるもの。また、その山。宛山(あてや...
うけらがはな【うけらが花】
江戸後期の歌文集。7巻。加藤千蔭(かとうちかげ)著。享和2年(1802)刊。自撰の歌を四季・恋などに分類、26編の文章を併せて収録。文化5年(1808)「うけらが花二編」刊。
うげつものがたり【雨月物語】
江戸中期の読本。5巻。上田秋成作。明和5年(1768)成立。安永5年(1776)刊。和漢の典籍を素材とした、夢幻と現実を合わせた作品9話から成る怪異小説集。
溝口健二監督、川口松太郎脚本によ...
うこう‐れんらくせん【宇高連絡船】
岡山県玉野市宇野と香川県高松市とを結んだ旧国鉄連絡船。昭和63年(1988)、瀬戸大橋線の開通で廃止。
うこん‐にんぎょう【右近人形】
木または紙で作り、黄色の袱紗(ふくさ)をかぶった人形。江戸初期の女形、右近源左衛門の舞台姿に似せたもの。
うしまど【牛窓】
岡山県南東部にあった町。瀬戸内海に面し、前島との間は牛窓瀬戸とよぶ。西国航路の港として栄えた。オリーブ・ミカンを栽培。平成16年(2004)11月に邑久(おく)町、長船(おさふね)町と合併して瀬...
うしゃあが・る
[動ラ四]《「うせあがる」の音変化。近世江戸語》「行く」「来る」「去る」「居る」などの意をののしっていう語。「何処(どけ)へ這入(へえ)り込んで—・るか」〈滑・浮世床・初〉