まる‐づと【丸髱】
女性の髪形の一。髪のたぼを丸くしたもので、江戸時代、奥女中が結った。
まるのうち【丸の内】
東京都千代田区の地名。皇居の東に位置する。東京駅があり、丸ビル・新丸ビルなどの立ち並ぶオフィス街。江戸城郭の内部なのでこの名があり、大名屋敷があった。
まる‐びたい【丸額】
前髪の生えぎわを丸くそった額。江戸時代、年少の男女の額の形であったが、のちには成人した男性のそれにもなった。
まる‐まげ【丸髷】
1 女性の髪形の一。後頭部に楕円形のやや平たい髷をつけたもので、既婚者が結った。江戸初期の勝山髷(かつやままげ)が原形。まるわげ。 2 江戸時代の男性の髪形の一。本多髷の一種で、刷毛先の丸いもの。
マルメロ【(ポルトガル)marmelo】
バラ科の落葉高木。葉は卵形で、裏面に灰白色の毛が密生。5月ごろ、白か淡紅色の5弁花を開き、洋梨状の黄色い実を結ぶ。実は香気があり甘酸っぱく、生食や砂糖漬けにする。イラン地方の原産で、日本には江戸...
まるやま【丸山】
長崎市の遊郭のあった所。遊里は江戸初期に始まり、京の島原、江戸の吉原、大坂の新町と並んで繁栄した。
まるやま‐ごんだざえもん【丸山権太左衛門】
[1713〜1749]江戸中期の力士。第3代横綱とされる。陸奥(むつ)の人。寛延2年(1749)長崎巡業中に死去。→第2代横綱綾川 →第4代横綱谷風
まんえん【万延】
江戸末期、孝明天皇の時の年号。1860年3月18日〜1861年2月19日。
まんえん‐かへいかいちゅう【万延貨幣改鋳】
万延元年(1860)に行われた、江戸幕府による改鋳政策。日米和親条約で部分的に自由化された交易により小判(金貨)が大量に流出したため、従来より金の含有量を落とした小判を鋳造したもの。このため、国...
まんごく‐そうどう【万石騒動】
江戸時代、安房(あわ)国の北条藩領で起こった百姓一揆。正徳元年(1711)同藩領1万石の惣百姓が年貢の減免などを要求して幕府へ越訴。代表の名主三人が処刑され、藩主の屋代氏も改易となった。