むそう‐れんじ【無双連子/夢想櫺子】
作り付けにした連子に、同様の連子のある引き戸を内側に重ね、引き戸を引くと両方のすきまが互い違いになって一面の板張りのようになるもの。
む‐たか【無高】
1 知行高(ちぎょうだか)が定まっていないこと。 2 江戸時代、石高のない土地。また、田地を所有しない農民。
む‐たまがわ【六玉川】
古歌に詠まれた6か所の玉川の総称。→玉川 題材をにとり、また歌詞に織り込んだ邦楽曲の題名または通称。 ㋐箏曲(そうきょく)。組歌。江戸中期、三橋検校作曲。 ㋑富本節。本名題「草枕露の玉歌和...
むたまがわ【武玉川】
江戸中期の雑俳集。18編。15編まで慶紀逸(けいきいつ)、16編以下は2世紀逸編。寛延3〜安永5年(1750〜1776)刊。江戸の俳諧の高点付句を集めたもので、「誹風柳多留」などに影響を与えた。
むち‐うち【鞭打ち/鞭ち】
1 鞭で打つこと。 2 江戸時代、拷問(ごうもん)の一。被疑者を後ろ手に縛り、左右の手首を両肩の下まで締め上げ、箒尻(ほうきじり)と呼ばれる拷問杖でたたくもの。 3 「鞭打ち症」の略。
むちゃ【無茶】
[名・形動] 1 筋道が立たず、道理に合わないこと。また、そのさま。「—を言う」「—な考え」 2 程度がはなはだしいこと。度を越していること。また、そのさま。「—な飲酒」 3 知識がないこと。ま...
むつ‐ぎり【六つ切り】
1 全体を六等分に切ること。また、その切ったもの。 2 写真の印画紙の寸法の一。20.3×25.4センチの大きさ。六つ切り判。 3 江戸時代、武家や寺院の門限が暮れ六つ(午後6時ごろ)であったこと。
むね‐あて【胸当て】
1 衣服の汚れを防ぐために胸に当てる布。胸掛け。 2 胸のあたりをおおう鎧(よろい)。 3 江戸時代、火事装束の一。胸を保護するもの。
むねきよ【宗清】
歌舞伎舞踊。常磐津(ときわず)。本名題「恩愛瞔関守(おんないひとめのせきもり)」。奈河本助作詞、3世岸沢式佐作曲。文政11年(1828)江戸市村座初演。木幡の関の関守弥平兵衛宗清は、常盤御前が清...
むね‐たたき【胸叩き】
江戸時代、歳末に手で裸の胸をたたきながら、祝言を述べて銭を乞(こ)い歩いた門付(かどづ)け。