や‐かず【矢数】
1 矢の数。 2 矢を射て、的に当たった数。 3 通し矢などのとき、矢の数を競うこと。特に江戸時代、陰暦4、5月ごろ、京都の三十三間堂で行われたものが有名。《季 夏》→大矢数(おおやかず) 4 ...
やかた‐もの【屋形者/館者】
武家屋敷に住む者。また、奉公する者。特に、江戸の遊里で、大名屋敷から通う江戸づめの侍をいう。「—と町者と、遊びの違ひ目あることは雪墨なり」〈ひとりね・上〉
やから‐がね【八柄鉦】
江戸時代の大道芸の一。8個の鉦を首から下げたり、腰の回りにつけたりして、ぐるぐる回りながら丁字形の撞木(しゅもく)で打ち鳴らすもの。東海道の金谷・掛川付近で文化年間(1804〜1818)まで行わ...
やがいにて【野外にて】
《原題、(ハンガリー)Szabadban》バルトークのピアノ曲。全5楽章。1926年作曲。妻ディッタに献呈。第3楽章を中心に、第1と第5楽章、第2と第4楽章の作風が対となる構成で書かれている。戸...
やき‐くさ【焼き草】
1 物を焼くのに用いる枯れ草。また、火勢を助けるための草。「—を積んで櫓(やぐら)を落とさんとしける時」〈太平記・一七〉 2 身を滅ぼすもと。「知恵才覚も芸能も美男も心の味だても、皆これ傾城(け...
やぎゅう‐りゅう【柳生流】
剣道の一派。柳生宗厳が創始。江戸の柳生家は徳川将軍の兵法指南役として栄え、また、全国諸藩にも広がりをみせた。柳生新陰流。
やぎり‐の‐わたし【矢切の渡】
江戸川を東京都葛飾区柴又から千葉県松戸市下矢切へ渡る渡し場。東京近郊に残る唯一の渡し場で、付近は伊藤左千夫の小説「野菊の墓」の舞台。
やく‐えん【薬園】
1 薬草を栽培する畑。薬圃(やくほ)。 2 江戸時代、幕府・諸藩が直営した薬草園。
やくおう‐じ【薬王寺】
福島県いわき市にある真言宗智山派の寺。山号は、延寿山。平安初期に徳一が薬師堂を建立したのに始まるという。 東京都中野区新井にある真言宗豊山派の寺。山号は、松高山。通称、新井薬師。開創は天正1...
やく‐きん【役金】
江戸幕府で、遠国奉行(おんごくぶぎょう)などに金子で与えた職俸。