やくしゃ‐ひょうばんき【役者評判記】
歌舞伎役者の容色や技芸を評し、位付けをした書。江戸時代から明治初期にかけて、京都・大坂・江戸の3都を中心に刊行。元禄(1688〜1704)末ごろから、3都別3分冊の黒表紙小型の横本で、1月と3月...
やく‐せん【役銭】
1 中世、所得に応じて課された銭納の雑税。酒屋役・倉役などの類。 2 江戸時代、大工・桶屋・石屋・鳶職(とびしょく)など、主に商工業者に課せられた雑税。
やく‐だか【役高】
江戸時代、役職の高低の段階に応じて支給された俸禄。
やく‐ぶち【役扶持】
江戸幕府で、職務に付属して給した毎月の俸禄。
やくぶんせんてい【訳文筌蹄】
江戸中期の語学書。荻生徂徠著。初編6巻は正徳5年(1715)刊、後編3巻は寛政8年(1796)刊。和文を漢訳するときの手引き書で、漢文の実詞・虚詞を列挙し、その語義・用法などを解説したもの。
やく‐まい【役米】
江戸時代、幕府の中間(ちゅうげん)・小者など最下級の者に支給された俸禄。
やく‐め【役目】
役として成しとげなければならない仕事。役としての務め。「いやな—を負わされる」→御役目(おやくめ) [用法]役目・役割——「子供が独立して親の役目(役割)も終わった」「秘書としての役目(役割)を...
やく‐や【役屋/役家】
江戸前期、検地帳登録者のうち、屋敷を持ち、一人前の夫役(ぶやく)負担をする農民。
やく‐やしき【役屋敷】
江戸幕府が、役人にその役目を執り行うために与えた屋敷。役宅。
やく‐りょう【役料】
1 役目に対する報酬。 2 江戸幕府が、役付きの者へ、その役職に対する手当てとして支給した給与。