よど【淀】
京都市伏見区南西部の地名。宇治川・桂川・木津川の合流点近くにあり、淀川舟運の河港として栄えた。江戸時代は松平・稲葉氏の城下町。
よどがわ【淀川】
江戸前期の俳諧論書「新増犬筑波集」の下巻。松永貞徳著。寛永20年(1643)刊。山崎宗鑑の「犬筑波集」の付句を評論し、自ら3句目を付けて注解したもの。→油糟(あぶらかす)
よどや‐ばし【淀屋橋】
大阪市の土佐堀川に架かる御堂筋の橋。江戸時代に豪商淀屋个庵(こあん)が架けた。
よね‐ぐるい【娼狂ひ】
遊女遊びに夢中になること。遊女狂い。「江戸へ—に参る」〈浮・一代男・八〉
よねざわ‐おり【米沢織】
山形県米沢地方から産出する織物の総称。江戸時代、藩主上杉鷹山(うえすぎようざん)の産業奨励により始まった。紬(つむぎ)・縮緬(ちりめん)・黄八丈・袴地(はかまじ)・糸織・紋織などがある。
よねざわ‐ぎゅう【米沢牛】
山形県南部の置賜地方で飼育された黒毛和牛で、一定の基準に適合したもの。銘柄牛の一つ。松阪牛・神戸ビーフと並んで日本三大和牛に数えられる。
よのあけるまで【夜の明けるまで】
北原亜以子の短編時代小説。また、同作を表題作とする短編小説集。江戸深川の木戸番夫婦を中心とするシリーズものの一作。単行本は平成16年(2004)年刊行。
よび‐だし【呼(び)出し】
1 呼び出すこと。呼んで来させること。「警察から—が来る」 2 相撲で、取り組む力士の名を呼び上げる役。触れ太鼓・やぐら太鼓を打ったり、土俵の整備なども行う。前行司。 3 「呼び出し電話」の略。...
よび‐や【呼(び)屋】
1 海外から芸能人などを呼んで興行する職業の俗称。また、その人。プロモーター。 2 江戸時代、京坂地方で、囲い女郎を呼び迎えた小楼。揚屋より格式が下で、大夫・天神は呼べなかった。
よ‐ほど【余程】
《「よきほど」の音変化。「余」は、江戸時代以降の当て字》 [形動][文][ナリ] 1 「よっぽど1」に同じ。「—な事情があったのだろう」 2 「よっぽど2」に同じ。「花の跡けさは—の茂りか...