ろっぽう‐ぐみ【六方組】
江戸時代、万治・寛文(1658〜1673)のころ、大小を差し、異様の風体で江戸市中を徘徊(はいかい)した侠客団。鉄砲組・笊籬(ざる)組・鶺鴒(せきれい)組・吉屋組・大小神祇組・唐犬組の6団体があった。
ろっぽう‐ことば【六方詞】
江戸時代、六方組などが好んで用いた、荒っぽい特殊な言葉遣い。関東方言に基づく粗野な武家言葉の一種。「なだ(涙)」「こんだ(事だ)」「ぶっかける(打ちかける)」などの類。
ろてん‐しょう【露天商】
一戸を構えず、露天で行う商売。また、その商人。露店商人。
ロータリー‐クロゼット【rotary closet】
《「ロータリークローゼット」とも》衣類用の回転する戸棚。ハンガーにつるした洋服が楕円(だえん)形の金属にかけられ、回すと次から次へと出てくる洋服収納棚。
ロータル【Lothal】
インド西部、グジャラート州にあるインダス文明の都城遺跡。アーメダバードの南約80キロメートル、サバルマティー川沿いに位置する。日干し煉瓦(れんが)を積んだ城壁に囲まれ、工房、倉庫、沐浴場、井戸な...
わいた
東北方から急に吹く暴風。漁師の間で恐れられる。伊豆より西の太平洋岸、瀬戸内・山陰などで言われるが、方位は地方によって少しずつ異なる。
わいわい‐てんのう【わいわい天王】
江戸時代、羽織・袴(はかま)に粗末な両刀をさし、天狗(てんぐ)の面をつけ、「わいわい天王騒ぐがおすき」などと言って、牛頭(ごず)天王のお札を扇であおいでまき散らし、家々を回って金銭を乞うた者。
わか‐えびす【若恵比須/若夷】
江戸時代、京坂地方で、元日の早朝に売り歩いた恵比須像を刷った札。門口にはったり、歳徳棚(としとくだな)に供えて福を祈った。《季 新年》「年や人にとられていつも—/芭蕉」
わか‐してんのう【和歌四天王】
和歌にすぐれた四人の称。鎌倉末期から南北朝時代に活躍した二条派の頓阿・慶運・浄弁・兼好。また、江戸時代に京都に住んだ澄月・慈延・小沢蘆庵・伴蒿蹊(ばんこうけい)。
わか‐しゅ【若衆】
1 年若い者。若者。若い衆。 2 美少年。特に、男色の対象となる少年。ちご。「ほれた—と参会の夜」〈仮・犬枕〉 3 江戸時代、元服前の前髪姿の少年。「さもいつくしき女房たち、又は—も打ち交じり」...