おうしゅう‐かいどう【奥州街道】
江戸時代の五街道の一。江戸千住(せんじゅ)から白河に至る街道。その延長の陸奥(むつ)三厩(みんまや)までを含めていうこともある。奥州道中。
おうじ‐が‐たけ【王子が岳】
岡山県南部、児島半島南東部の倉敷市と玉野市の境にある山。標高235メートル。花崗(かこう)岩の巨岩・奇岩が重なり、山頂からは瀬戸大橋・瀬戸内海の島々、対岸の屋島・四国連山を眺望できる。瀬戸内海国...
おうじ‐どうぶつえん【王子動物園】
神戸市灘区にある市立の動物園。昭和26年(1951)開園。園内に国の重要文化財である旧ハンター住宅がある。神戸市立王子動物園。
おうだいはじんらく【皇帝破陣楽】
雅楽の舞曲。唐楽四大曲の一つ。壱越(いちこつ)調で新楽の大曲。江戸時代に廃曲となった。武徳太平楽。
おうのまつ‐みどりのすけ【阿武松緑之助】
[1791〜1852]江戸後期の力士。第6代横綱。能登(のと)の人。本名、佐々木長吉。優勝5回。→第5代横綱小野川 →第7代横綱稲妻
おうばく‐ばん【黄檗版】
江戸時代に黄檗宗の僧鉄眼(てつげん)が出版した大蔵経。6956巻。寛文9年(1669)から天和元年(1681)にかけて完成。隠元が持ってきた明の万暦版に訓点を加え、翻刻したもの。鉄眼版。
おうばん‐ぶるまい【椀飯振(る)舞(い)】
1 《2が原義。「大盤(おおばん)振る舞い」と当てて書くこともある》盛んなもてなし。また、金品などを気前よく人に施すこと。「祝いの客に—をする」 2 椀飯の儀礼の影響を受けた江戸時代の正月の行事...
おうみ‐しょうにん【近江商人】
近江出身の商人。商売がうまく、江戸初期以来、伊勢出身の商人とともに成功者を多く出した。江商(ごうしょう)。おうみあきんど。
近江(おうみ)泥棒(どろぼう)伊勢(いせ)乞食(こじき)
近江の人は商才にたけ、伊勢出身の人は勤倹に努めて、ともに商人として成功した者が多かったところから、宵越しの金は使わないと自負する江戸っ子が負け惜しみに言った言葉。
おうみはちまん【近江八幡】
滋賀県、琵琶湖東岸の市。八幡瓦(がわら)・淡水真珠を特産。平成22年(2010)に安土町と合併。中央部の八幡山の南に豊臣秀次の城下町があった。江戸時代には近江商人の拠点。人口8.2万(2010)。