どくじん‐とう【独参湯】
1 漢方で、人参の一種を煎じてつくる気付け薬。 2 《よく効くところから》歌舞伎で、いつ演じてもよく当たる狂言。ふつう「仮名手本忠臣蔵」をいう。
なぞ・る
[動ラ五(四)] 1 すでにかかれた文字や絵などの上をたどって、そのとおりにかく。「手本を—・る」 2 すでに行われた事実や書かれた文章などをたどって、再現する。「事件の経過を—・っただけの小説...
ななつ‐いろは【七つ以呂波】
平仮名・片仮名・万葉仮名など七つの書体に書き分けた、いろは歌。手習いの手本などに用いた。
なら・う【倣う/傚う】
[動ワ五(ハ四)]《「習う」と同語源》すでにあるやり方、例をまねて、そのとおりにする。手本としてまねをする。「前例に—・う」
にほんがふ【日本楽府】
江戸後期の漢詩集。1巻。頼山陽著。文政11年(1828)成立。日本の史実から題目を選んだ楽府体の史詩66首を収録。明の李東陽の「擬古楽府」を手本としたもの。
のり【法/則/典/範/矩】
《動詞「の(宣)る」の連用形が名詞化したもので、神仏・天皇の宣告の意からという。一説に、動詞「の(乗)る」の連用形からとも》 1 守るべき規範。法律。おきて。「—を守る」 2 手本。模範。「後進...
のり‐と・る【則る/法る】
[動ラ四]《則(のり)をとる意》手本とする。模範にする。のっとる。「これを宗とぞともに—・る」〈日本紀竟宴和歌〉
はい‐りん【背臨】
書道で、手本を伏せて手本と同じように書くこと。→臨書(りんしょ)
はこ‐いり【箱入り】
1 箱に入れてあること。また、箱に入っているもの。「—のチョコレート」 2 大切にしまっておくこと。また、大切にしているもの。「—のひとり息子」「この練れた—の思案を聞いて手本にせよ」〈浮・曲三...
はやの‐かんぺい【早野勘平】
浄瑠璃「仮名手本忠臣蔵」に登場する人物。赤穂義士の萱野三平をモデルとする。お軽の夫で、誤って舅(しゅうと)を殺したと思い、切腹する。