て‐つかず【手付かず】
[名・形動] 1 まだ手をつけていないで、そのまま残っていること。また、そのさま。「—の料理」「宿題が—な(の)ままだ」 2 労力を使わないこと。また、そのさま。「頸(つむり)へ乗せさへすれば—...
て‐つがい【手番/手結】
1 平安時代、騎射(うまゆみ)・射礼(じゃらい)・賭弓(のりゆみ)などで、射手を一人ずつ組み合わせて競わせること。 2 段取り。手はず。「祐成、弥よき—と思ひ」〈浄・頼朝浜出〉
て‐つき【手付き】
1 手のかっこう。手のようす。また、手の動かし方。「危なげない—」「慣れない—」 2 (「お手付き」の形で)カルタ遊びなどで、誤って間違った札に手をつけること。てつけ。 3 (「お手付き」の形で...
て‐つぎ【手継ぎ/手次ぎ】
1 浄土真宗で、檀家からその所属する寺をいう語。本山からの教化を取り次ぐ寺。手次ぎ寺。 2 次々にうけつぐこと。代々うけつぐこと。「—相伝ノ教エ」〈日葡〉
てつぎ‐しょうもん【手継ぎ証文】
平安末期から中世にかけて行われた、土地所有権の相伝を証明する書類。土地の譲与・売却に際し、以前の譲り状や売券を年代順に貼り連ねて新所有者に渡したもの。手継ぎ券文。
て‐つけ【手付(け)】
1 売買や請負などの契約締結の際に、その保証として当事者の一方から相手方に交付される金銭。契約が履行されたときは、代金の一部に充当されることが多い。手付け金。手金。「—を払う」 2 「手付き2」...
てつけ‐きん【手付(け)金】
「手付け1」に同じ。
てつけそん‐ばいもどし【手付(け)損倍戻し】
手付けを交付した者がその金を放棄し(手付け損)、または交付を受けた者が手付けの倍額を相手方に返還して(手付け倍戻し)、契約を解除すること。
てつけ‐ながれ【手付(け)流れ】
手付けを交付した者が契約を履行しないために、その金を受領者に没収されること。
てつけ‐ばいもどし【手付(け)倍戻し】
⇒手付け損倍戻し