て‐づかみ【手掴み/手捉み】
素手でつかむこと。「—で食う」「魚を—にする」
て‐づくね【手捏ね】
1 手ずからこしらえること。手づくり。「—の束ね髪にも、憐らしや女気に」〈二葉亭・其面影〉 2 「手捻(てびね)り」に同じ。
て‐づくり【手作り】
1 機械を使わないで、手で作ること。店で買わないで、自分の手で作ること。また、その物。手製。「母の—」「—の料理」 2 「手捻(てびね)り」に同じ。 3 中世、荘園で、領主直営の田畑。 4 近世...
て‐づつ【手筒】
片手に持って撃つ小銃。ピストルの大形のもの。
て‐づま【手妻/手爪】
1 《2が原義》手品。奇術。 2 手先。また、手先の仕事。「—の利きし人は間もなく数釣りけるに」〈浮・俗つれづれ〉
てづま‐さき【手爪先】
手の指先。「—の尋常な女であった」〈漱石・行人〉
てづま‐つかい【手妻遣い】
手品遣い。手品師。
てづま‐にんぎょう【手妻人形】
手遣い人形の一。引き糸により、顔面の変化、五体の一部の早替わりなどのできる人形。からくりの併用で、元禄〜享保(1688〜1736)ごろにかけて流行し、大坂の人形遣い山本飛騨掾(やまもとひだのじょ...
て‐づまり【手詰(ま)り】
1 施すべき手段・方法がなくて困ること。特に、金銭の工面に困ること。「交渉が—の状態になる」 2 囲碁・将棋で、局面を有利に進める望みのない状態。てづめ。
て‐づま・る【手詰(ま)る】
[動ラ五(四)]施すべき手段・方法がなくて困る。特に、金銭の工面に困る。「—・っていると思ったら、お前の方でも少しは辛抱して」〈里見弴・多情仏心〉