手(て)を焼(や)・く
うまく処理できなくて困る。てこずる。もてあます。「反抗期の子供に—・く」
手(て)を緩(ゆる)・める
それまできびしく扱っていたのをゆるやかにする。「攻撃の—・める」
手(て)を汚(よご)・す
好ましくないことを、自ら行う。
手(て)を分(わ)か・つ
別れる。また、関係を断つ。「埠頭(はとば)まで送って、—・った」〈蘆花・思出の記〉
手(て)を煩(わずら)わ・す
他人の世話になる。やっかいになる。「結婚式の司会に友人の—・す」
てん‐ぼう【手ん棒】
《「てぼう(手棒)」の音変化》けがなどのため、指や手がないこと。
でず‐いり【手数入り】
《「手数」はわざの意》横綱の土俵入り。神仏への祈願宣誓と相撲の立ち合いの基本を示す作法で、不知火(しらぬい)型と雲竜(うんりゅう)型がある。
ハンケチ【手巾】
芥川竜之介の短編小説。大正5年(1916)10月、雑誌「中央公論」に発表。新渡戸稲造の著作「武士道」の流行に対する芥川の冷笑的なスタンスを示す作品。