かみのよごれたて【神の汚れた手】
曽野綾子の小説。人工妊娠中絶を主題とする。昭和54年(1979)「朝日新聞」に連載。単行本は昭和55年(1980)刊。
かみ‐やつで【紙八手】
ウコギ科の常緑小高木。葉はヤツデに似る。12月ごろ、緑白色の小花を円錐状につけ、黒い実を結ぶ。幹の内部に白い髄がある。髄の薄片を通草紙(つうそうし)とよび、書画用紙や水中花の原料にする。中国南部...
かめ‐の‐て【亀の手/石蜐】
ミョウガガイ科の甲殻類。海岸の岩の割れ目などに群生。全長4センチくらい。頭状部は大小の爪状をした石灰質の殻板からなり、柄部は円筒形で肉質。満潮時に殻板の間から蔓脚(つるあし)を伸ばし、餌を集める。
からっ‐ぺた【空っ下手】
[名・形動]「からへた」に同じ。「歌は—ですので」
から‐て【空手/唐手】
1 (空手)手に何も持っていないこと。また、力となる武器や財産を持っていないこと。素手(すで)。「土産もなく—で訪問する」「—で立ち向かう」 2 沖縄に伝来した中国明代の拳法が、沖縄の古武道と合...
から‐へた【空下手】
[名・形動]この上もなくへたなこと。まったくへたなこと。また、そのさま。からっぺた。「—だから人前では歌えない」
からめ‐て【搦め手】
《「からめで」とも》 1 城やとりでの裏門。陣地などの後ろ側。⇔大手。 2 相手の弱点。相手が注意を払っていないところ。「—から批判する」「—の妻の冬子を攻落して」〈二葉亭・其面影〉 3 城の裏...
かり‐て【借(り)手】
金銭・物品を借りる側の人。借り主。⇔貸し手。
かり‐て【刈(り)手】
稲・麦・草などを刈る人。
かわ‐て【川手】
1 中世、川を往来する船に課した通行税。→山手(やまて)2 2 川に近い辺り。川の方面。「官軍すでに間近くなれば、山手—の前後の備へ、十重二十重にとりまいて」〈浄・用明天王〉