こ‐て【籠手/小手】
1 弓を射るとき、左のひじを保護するために掛ける革製の覆い。弓籠手(ゆごて)。手纏(たまき)。 2 鎧(よろい)の付属具で、肩先から腕を覆うもの。袋状の布地に鉄金具や鎖をとじつけてある。 3 剣...
ことばからのしょくしゅ【言葉からの触手】
吉本隆明の著作。昭和60年(1985)から平成元年(1989)にかけて、「文芸」誌に連載された断片的な形式の散文。単行本は平成元年(1989)6月刊行。
この‐て【此の手】
1 この方法。このやり方。「今度は—でいこう」 2 この種類。この程度。「—の品物ならいくらでもある」「—の話はよく聞く」
こめ‐きって【米切手】
江戸時代、諸藩の蔵屋敷が、蔵米の売却にあたって発行した払い米の保管証書。正米(しょうまい)切手。米札(べいさつ)。
こよみ‐で【暦手】
「三島手(みしまで)」に同じ。
ころも‐で【衣手】
[名]《衣服の手の意から》着物の袖。たもと。多く、和歌に用いる。「妹とありし時はあれども別れては—寒きものにそありける」〈万・三五九一〉 [枕] 1 衣手をひたす意から、「ひたち」にかかる。...
こんごう‐しゅ【金剛手】
密教で、金剛杵(しょ)または金剛杖(じょう)を手に取って大日如来を守護する菩薩。また、その十九執金剛(しゅこんごう)のうち、主尊である金剛手秘密主をいう。金剛薩埵(さった)と同体。持金剛。金剛力士。
ごす‐で【呉須手】
中国の江西・福建・広東(カントン)地方の民窯で明末から清初にかけて大量に焼かれた粗製の磁器。また、その様式。素地は厚ぼったく灰白色で、奔放な絵模様がある。呉須染め付け・呉須赤絵・呉須青絵などがあ...
ご‐て【後手】
1 他に先を越されること。また、相手に先に攻められて受け身の立場になること。災害や事故などへの対応が遅れること。「立ち上がりから—に回る」「することなすことがみんな—になる」⇔先手(せんて)。 ...
ご‐て【碁手】
囲碁・双六(すごろく)などの勝負事にかける物品。碁手物。「大将殿より屯食(とんじき)五十具、—の銭、椀飯などは世の常のやうにて」〈源・宿木〉