ならず‐もの【成らず者/破落戸】
1 品行の悪い者。また、定職がなく、悪事をして歩きまわる者。無頼漢。ごろつき。 2 生計が思うようにならない者。「銀の才覚—と茶屋にはせかれ」〈浄・女腹切〉
にっぽんえいたいぐら【日本永代蔵】
浮世草子。6巻。井原西鶴作。元禄元年(1688)刊。各巻5章、全30話からなる。知恵と才覚によって長者となるまでの町人の生活を描く、西鶴の町人物の第1作。副題「大福新長者教」。
はたらき【働き】
1 仕事をすること。労働すること。「—に出る」 2 活躍すること。また、その実績。仕事の成果。「—に応じた給料を支払う」「メンバーの—が功を奏する」「—が認められて昇進する」 3 稼ぎ。収入。ま...
びた‐ひらなか【鐚ひらなか】
《「ひらなか」は半銭の意》きわめて小額の金銭。鐚一文(びたいちもん)。「—才覚ならず」〈浄・忠臣蔵〉
やき‐くさ【焼き草】
1 物を焼くのに用いる枯れ草。また、火勢を助けるための草。「—を積んで櫓(やぐら)を落とさんとしける時」〈太平記・一七〉 2 身を滅ぼすもと。「知恵才覚も芸能も美男も心の味だても、皆これ傾城(け...
やく‐ぢえ【役知恵】
長く役目についていた経験から得た分別・才覚・知恵。
やまと‐だましい【大和魂】
1 日本民族固有の精神。勇敢で、潔いことが特徴とされる。天皇制における国粋主義思想、戦時中の軍国主義思想のもとで喧伝された。 2 日本人固有の知恵・才覚。漢才(からざえ)、すなわち学問(漢学)上...