おり‐く【折句】
短歌・俳句・川柳などの各句の初めに、物の名や地名などを1字ずつ置いて詠んだもの。「かきつばた」の5字を「から衣きつつなれにしつましあればはるばる来ぬるたびをしぞ思ふ」〈伊勢・九〉と詠み込む類。→...
おり‐くぎ【折り釘】
「折れ釘2」に同じ。
おりくちしのぶろん【折口信夫論】
松浦寿輝(ひさき)の評論。民族学者、折口信夫について論じたもの。平成7年(1995)刊行。平成8年(1996)、第9回三島由紀夫賞受賞。
おり‐けい【折り罫】
字を書くときに罫の代用として紙につけた折り目。
おり‐こみ【折(り)込み】
1 折り込むこと。また、その物。特に、雑誌や新聞などの間に折り込む広告びらや薄い付録など。 2 雑俳で、課題の漢字の2文字を1句の中に詠み込むもの。「振向」を詠み入れた「松の振見て向け直す春日形...
おりこみ‐こうこく【折(り)込み広告】
新聞や雑誌に挟み込まれて配布される、別紙の広告。ちらし。
おり‐こ・む【折(り)込む】
[動マ五(四)] 1 内側に折る。また、折り曲げて中の方へ入れる。「シーツの端をマットレスの下に—・む」 2 折って他の物の間に挟み入れる。「新聞に広告を—・む」
おり‐ごと【折り琴】
折り畳みができるように作った琴。「いはゆる—、継ぎ琵琶これなり」〈方丈記〉
おり‐しき【折(り)敷(き)】
左足のひざを立て、右足を折って腰を下ろした構え。
おり‐し・く【折(り)敷く】
[動カ五(四)] 1 銃撃などのために、片ひざをついた姿勢をとる。「私は砂に—・き、いい加減に発射した」〈大岡・野火〉 2 木の枝や草などを折って敷く。「其蘆(あし)を—・いて」〈蘆花・自然と人生〉