おっ‐つけ【押っ付け】
相撲の技の一。相手の差し手、または筈(はず)に掛けたひじを、外側または下方から押しつけて相手の攻撃力を鈍らせる。
おっ‐つ・ける【押っ付ける】
[動カ下一][文]おっつ・く[カ下二]《「おしつける」の音変化》 1 ぴたりとついて押す。「窓ガラスに頰(ほお)を—・ける」 2 無理に引き受けさせる。「友人に掃除当番を—・ける」 3 相撲で、...
おっとっ‐て【押っ取って】
[副] 1 おおよそ。だいたい。ざっと。「—銀になほして九十貫目なり」〈浮・禁短気・四〉 2 さしあたってすぐに。意のままに。「私にも—つかはるるほど金が欲しや」〈浮・諸艶大鑑・三〉
おっとり‐がたな【押っ取り刀】
急な出来事で、刀を腰に差す暇もなく、手に持ったままであること。急いで駆けつけることの形容に用いる。「—で駆けつける」
おっ‐と・る【押っ取る】
[動ラ四]《「おしとる」の音変化》 1 急いで手に取る。また、すっかり手に入れる。「童(わらは)にもたせたる太刀—・り、するりと抜きて」〈曽我・一〉 2 相手の言葉をすぐに引き取る。「まづ何者ぞ...
おっ‐ぱじ・める【押っ始める】
[動マ下一]「はじめる」を強めた俗な言い方。「けんかを—・める」
おっ‐ぱな・す【押っ放す】
[動サ五(四)]「放す」を強めていう語。ぱっと放す。一気に放す。「手綱を解いて馬を—・す」
おっ‐ぴら・く【押っ開く】
[動カ五(四)]《「おしひらく」の音変化》 1 「開く」を強めた俗な言い方。「袖が長過ぎて、襟が—・いて」〈漱石・吾輩は猫である〉 2 隠したりせずにおおっぴらに行動する。公然と物事をする。「さ...
おっ‐ぴろ・げる【押っ広げる】
[動ガ下一]「ひろげる」を強めた俗な言い方。「股(また)を—・げる」
おっ‐ぷ・せる【押っ伏せる】
[動サ下一][文]おっぷ・す[サ下二]「おしふせる」の音変化。「拍子で声を—・せられると、張った調子がすぐにたるんだ」〈鏡花・歌行灯〉