こさ・える【拵える】
[動ア下一]《「こしらえる」の音変化》「こしらえる」の俗な言い方。「家で—・えた柏餅を提げて」〈嘉村・途上〉
こしら・う【拵ふ】
[動ハ下二]「こしらえる」の文語形。
こしらえ【拵え】
1 物の出来あがったようす。出来ぐあい。つくり。「草庵風の—の離れ」 2 準備。用意。したく。「朝食の—」「船出の—」 3 手を加えて飾ること。 ㋐化粧したり衣服を整えたりすること。身じたく。「...
こしらえ‐ごと【拵え事】
事実でもないことを、さも本当らしく作り出すこと。つくりごと。虚構。
こしらえ‐しょうぶ【拵え勝負】
相撲で、力士が勝敗を互いに相談しての取り組み。八百長の勝負。
こしらえ‐もの【拵え物】
1 本物にまねて作った物。つくりもの。模造品。 2 嫁入り道具。「十五、六歳にて縁につける時の—の見事になる積もりぞかし」〈浮・万金丹・五〉
こしら・える【拵える】
[動ア下一][文]こしら・ふ[ハ下二] 1 ある材料を用いて、形の整ったものやある機能をもったものを作り上げる。また、結果として不本意なものを作ってしまう。「弁当を—・える」「藤棚を—・える」「...