はっぽう‐びじん【八方美人】
《どこから見ても難点のない美人の意から》だれに対しても如才なく振る舞うこと。また、その人。非難の気持ちを込めて用いることが多い。
羽(はね)を伸(の)ば・す
束縛するものがなくなって、のびのびと自由に振る舞う。「休暇をとって—・す」
羽振(はぶ)りを利(き)か・せる
地位や勢力などを利用して、思うように振る舞う。幅を利かせる。
ばさら【婆娑羅】
[名・形動ナリ] 1 遠慮なく、勝手に振る舞うこと。また、そのさま。放逸。放恣(ほうし)。「大酒遊宴に長じ、分に過ぎたる—を好み」〈北条九代記・八〉 2 はでに見えを張ること。また、そのさま。「...
ばっ‐こ【跋扈】
[名](スル)《「後漢書」崔駰伝から。「跋」は越える意、「扈」は竹やな》魚がかごを越えて跳ねること。転じて、ほしいままに振る舞うこと。また、のさばり、はびこること。「軍閥の—」「悪辣な商売が—する」
ばり‐つ・く
[動カ四]すぐれた才能をもつ。また、はぶりよく振る舞う。「当時日の出の—・く役者を」〈滑・客者評判記〉
ひかり‐こうし【光格子】
対向するレーザー光によって定常波を作りだし、これを格子状に配列させたもの。周期的・規則的に配された定常波により、格子内部の粒子はあたかも結晶格子中に束縛された粒子のように振る舞うことが知られてい...
ひき‐い・る【引き入る】
[動ラ四] 1 ひっこむ。ひきさがる。「見合はせ給へる御顔、いと赤うなりながら、わざと—・りなどせさせ給はず」〈狭衣・三〉 2 人から隠れる。ひきこもる。「物しめやかに—・り給へるを」〈源・紅...
ひじ・る【聖る】
[動ラ四]《名詞「ひじり(聖)」の動詞化》ひじりらしく振る舞う。戒律を厳しく守る。「若うより—・りて侍りしかば」〈沙石集・四〉
ひと‐ころ・う【僭ふ】
[動ハ四]《「ひと」は人、「ころふ」は如しの意か。後世「ひとごろふ」「ひとごろぶ」とも》みずからを君主になぞらえる。分限を超えて君主のように振る舞う。「蘇我入鹿…独り—・ひ立たむことを謨(はか)...