しん‐しゅく【振粛】
[名](スル)緩んだ気風などをふるい起こし、引き締めること。「自ら省みて、全校の風紀を—しなければなりません」〈漱石・坊っちゃん〉
しん‐しん【振振】
[形動タリ]勢いの盛んなさま。「—の御繁昌を見る事を得さしめ給わば」〈竜渓・経国美談〉 「両角—として連鱗歴々たり」〈三国伝記・六〉
しん‐じゅつ【賑恤/振恤】
[名](スル)貧困者や被災者などを援助するために金品を与えること。救恤。「自ら衣食する能わざる者に、—せるのみ」〈竜渓・経国美談〉
しん‐せん【振戦】
《「震顫」「振顫」とも書く》不随意運動の一つ。意思とは無関係に生じる律動的な細かい振動運動(ふるえ)のこと。振動の大きさ・速さ・発生状況などで分類される。ストレス・不安・疲労・甲状腺機能亢進・ア...
しん‐せん【震顫/振顫】
1 ふるえること。 2 《医学用語》「振戦」に同じ。
しんせん‐せんもう【振戦譫妄】
重度のアルコール依存症患者にみられる離脱症状(禁断症状)の一つ。飲酒を中断して後数日に不安・興奮・発汗・頻脈・手の震え・幻覚・意識障害などの症状が現れる。数日続き、深い睡眠に入った後、回復するが...
しんせん‐まひ【振顫麻痺】
⇒パーキンソン病
しんたん【震旦/振旦/真旦】
《古くは「しんだん」とも》古代中国の異称。古代インド人が、中国をチーナ‐スターナ(梵Cīnasthāna、秦の土地の意)と呼んだのに由来する。
しん‐ちょう【振張】
[名](スル)ふるい起こすこと。盛んにすること。また、盛んになること。「党運の—せざるも」〈利光鶴松・政党評判記〉
しん‐とう【震蕩/震盪/振盪】
[名](スル)激しく振り動かすこと。また、揺れ動くこと。「怒りに全身を—させる」「脳—」